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ダブルマスター
■ ダブルマスター(ダブルマスター2)の特徴
「ダブルマスター」は、サブ・グリップによって、ルーディメンツのダブル・ストロークなどに必要なフィンガー・ショット(フィンガー・コントロール)を効率良く、短期間でマスターするためのスティックです。
フィンガー・ショットは、スティックを親指と人差し指で挟み、そこを支点に他の3本の指(中指・薬指・小指)でコントロールしてショットするのですが、慣れない方は、スティックを親指と人差し指で強く挟みすぎたり、人差し指をスティックに巻き込んだりしてスティックを固定してしまうため、指(中指・薬指・小指)を使ってショットするということを体験できず、中々上達に至りません。
「ダブルマスター」は、回転するサブ・グリップによってスティックを固定してしまうことを防ぐので、中指・薬指・小指を使ったショットを簡単に体験でき、短期間で奏法をマスターすることができます。
ダブル・ストロークをマスターすることによって、パラディドルなどのルーディメンツやコンパウンド・スティッキング等の様々な奏法を完成させることが出来ます。
※ダブル・マスターは2001年の販売開始後、予定販売数に達したため、販売を中止していましたが、この度耐久性を強化したダブル・マスター2を再販売することと致しました。以前にも増してご愛顧のほどよろしくお願い致します。
■ トレーニング方法
≪入門≫ 指の動きを覚えるトレーニング
1 右手からはじめよう
スティックのサブ・グリップを親指と人差し指で挟んで、「写真①」のようにスティックの先端を肩の上に乗せるようなイメージで構えてください。
そして、中指・薬指・小指の3本の指でスティックのグリップエンドを弾くようなイメージでエアー・ショットします。
3本の指の指先で弾くのがポイントです。
このトレーニングは、初心者の方が指の動きを覚えるためのトレーニングとして大変効果があります。
また、経験者の方は、このトレーニングをデイリー・トレーニングとして取り入れるとよいでしょう。
2 左手でもやって下さい(以下同様)
Ⅰ ダブル・ストローク
1 右手からはじめよう
スティックのサブ・グリップを右手の親指と人差し指で「写真②」のように挟んでください。
打面から20センチメートル位の低い位置に、手の甲を上にし(ポイント)中指・薬指・小指を閉じて構えます。
1打目
中指・薬指・小指を閉じたまま振り下ろし、ショットと同時にバウンドで3本の指(中指・薬指・小指)がスティックのグリップ・エンドに押される感覚で開きます(ポイント)。
スティックは、開いた3本の指先に引っ掛けるような感覚で止めます。
2打目
1打目でバウンドしたスティックを3本の指を閉じるようにしてショットします。
※上記の一連の動作を簡単に説明すると、ショットと同時に「指を開いて→閉じる」という感覚です。
テンポを速くしていくと「指を開いて→閉じる」が「指で弾いて→閉じる」(1打目は弾く)という感覚になっていきます。
2 左手でもやって下さい
3 次は両手です(ロング・ロールの完成です)
Ⅱ 薬指・小指の強化トレーニング
フィンガー・ショットをマスターするポイントは薬指・小指の動きです。
ダブル・ストロークの2打目を薬指と小指でショットしてみましょう。 (中指はスティックに触れてはいけません。)
Ⅲ フィンガー・ショットの連続
3連打音・4連打音にチャレンジ!!
3連打音を速いテンポでショットするためにはダブル・ストロークの2打の間に「弾く」というショットを加えます。
つまり、1打目→「開く」、2打目→「弾く」、3打目→「閉じる」という動作になります。
(テンポが速くなると、1打目→「弾く」、2打目→「弾く」、3打目→「閉じる」という動作になります。)
ジャズの速いテンポのシンバル・レガートはこのショットの応用になります。
4連打音は、3連打音に「弾く」が1打プラスされます。
※「弾く」を連続すればフィンガー・ショットの連続になります。
Ⅳ レギュラーグリップ左手
ダブル・マスターはマッチド・グリップ用に開発したものですが、レギュラー・グリップの左手にも応用できます。
親指と人差し指の根元ではなく「写真③」のように少し浮かせてサブ・グリップを挟んで下さい。
1打目
人差指と薬指の間にスペースを作り、スティックの先端を打面に落とすようなイメージでショットし、スティックをバウンドさせます。
2打目
バウンドしたスティックを、人差指で抑えるイメージでショットし、スティックを薬指で受け止めます。
Ⅴ クローズド・ロール
1 右手から始めよう
「写真④」のようにサブ・グリップを人差し指で包み込むようにグリップし、その人差し指の指先をスティックに添えます。(※手の小さな方は、人差し指の代わりに中指を添えましょう。以下<人差し指を中指に読み替えてください。>)
スティックの先端をドラムヘッドから5センチメートル位の低い位置に構え、ドラムヘッドを押すようなイメージでショットします。
バウンドのコントロールは、人差し指の指先でおこないます。
※ショットの瞬間は指先で強めに押さえます。そして徐々に指先の力をぬいていきます。
するとトロロロ・・という感じになります。
2 左手でもやって下さい
3 次は両手です(クローズド・ロールの完成です)